翻訳機Perico(ペリコ)の評判は?実際に精度を検証した私の口コミ

翻訳機

AI翻訳機のPerico(ペリコ)を実際に使ってみたので、翻訳精度は評判通りなのか、実際に私自身が検証したものを口コミとして紹介したいと思います。

AI翻訳機だとポケトークが有名だと思うんですけど、私自身既にポケトークWを持っていて結構使っています。ポケトークWの翻訳精度を検証した記事なんかも書いています。

で、なんでペリコも使ってみようと思ったかというと、ペリコは海外の現地SIMを刺してWiFiルーターとしても使えるので、翻訳精度がいいならペリコもありだなと思ったんですよね。

この記事ではPerico(ペリコ)の翻訳精度の検証もがっつりしてみたので、良かったら記事を見て参考にしてみてくださいね♪

Perico(ペリコ)が届いたので商品の中身を紹介!


公式サイトからPerico(ペリコ)を注文して1週間ほどで商品が届きました。早速中身を見ていきたいと思います。


結構しっかりした白い箱です。大きさが分かるように私の手も一緒に載せてみました。


箱の裏面。文字が小さいので拡大してみますね。


裏面上部には商品仕様が書いてあります。重さは110gと小型のiPhoneで有名なiPhoneSEと同じくらいの重さです。あと3Gにも4Gにも対応しているので、世界中での対応範囲も広そうです。


裏面下部は引き続き仕様と注意点が書かれています。38カ国語対応なので、主要言語には大体対応してそうですね。バッテリーは7~8時間持つとのことで、日中ずっと使っていてもバッテリー切れはなさそう。

あと、注意点のところにも書かれていますが、WiFiかSIMでインターネット環境に接続する必要があります。ネットに接続して聞き取りや翻訳をするというタイプの翻訳機ということですね。ネット接続するタイプの翻訳機の方が精度が高いのでこうなってます。


箱の中身を開けて、一通り出してみました。ペリコ本体と充電ケーブル、あと説明書がいくつか入っていました。順番に見ていきますね。


説明書は全部で4種類入っていました。左から2番目の詳細な説明書の他に、簡単な説明書が3つあるという感じです。


充電して、WiFi設定して、言語設定して、ボタン押したら翻訳できるよ、と書いてある超シンプルな説明書がこれ。


こっちはSIMカードの装着の仕方を書いた説明書。SIMカードは刺さなくても、WiFiに接続すれば使えるんですけど、外で使うならSIMを刺した方がどこでも使えるようになるので便利です。


これはもうちょっと細かい使い方を書いたパンフレット。翻訳の精度を上げるための言い回しの工夫とかが書かれています。


で、これが一番詳しいペリコの取扱説明書。いろいろ細かく書かれているので、詳しい使い方が知りたくなったらこっちも見てみるといいかと。


例えば38カ国語って具体的にどんな言語に対応しているの?っていうのもこの説明書に書かれていますね。38カ国語の翻訳ができるだけでなく、液晶操作の言語表示も主要10言語に対応しているとのこと。


パンフレットは一通り見たので、続いてペリコ本体も見ていきますね。個人的には、このボタンの少ないシンプルなデザインはいいなと思いました。ボタンのアイコンも分かりやすいなと。

自分から相手に話しかける(日本語→外国語)ときは左の緑のボタンを押して、相手が話しているのを翻訳する(外国語→日本語)ときは右の赤いボタンを押せば良いことがひと目で分かるデザインになっているのは好印象でした。


右横にあるのが電源ボタン。長押しでスイッチを付けたり消したりするのはスマートフォンでもお馴染みの操作です。


左横にあるのが音量ボタンです。これもスマートフォンでもお馴染みのボタンなので分かりやすいですね。なので、全部で5個しかボタンがないので、操作はめちゃくちゃ簡単です。


ペリコの裏面はこんな感じ。電池を外してみましたが、本体の裏に見える四角い部分にSIMカードを入れれば、WiFiがないところでも使えるようになります。

ということで、ペリコの中身について詳しく紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?ペリコは公式サイトから購入ができるので、良かったら見てみてくださいね。

Perico(ペリコ)の使い方は?実際に触りながら解説


続いてペリコの使い方を実際に触りながら解説していこうかなと思います。まずはペリコの右側面にあるボタンを長押しします。


するとYISITEと文字が液晶に表示され、電源が入ります。


その後ロック画面が現れるので、液晶を上向きに指でスワイプしてロックを解除します。


ロック解除後すぐにボタンを押して使おうとしても、「接続エラー。ネットワークの接続を確認してください。」とエラーが出てしまいます。まずはネットワークの設定が必要です。

ペリコではネットに繋ぐ方法が、携帯と同じようにSIMカードを使ってモバイル通信をする方法と、WiFiを拾って接続する方法の2つがあります。今回は手軽にできるWiFiに接続する方法を使いますね。


画面右上の「設定」と書かれた場所をタッチすると、様々な設定のメニュー一覧が表示されます。この中から「Wi-Fi設定」と書かれた部分をタッチしましょう。


「利用可能なネットワークを表示するにはWi-FiをON」という表示が出ますので、右上のスイッチを押してONの状態に切り替えます。


WiFiの一覧が現れました。この中から自分で使用するWiFiを選んでタッチします。


WiFiのパスワードを入れて、右下の「接続」をタッチします。


WiFiが「接続済み」の表示になりました。これでネットワークに接続した状態になりましたので、ペリコが使えるようになりました。


それでは早速使ってみましょう。初期表示は日本語と英語の組み合わせになっています。自分の日本語を英語に翻訳して相手に伝えるときは、左側の緑のマイクのボタンを押しながら話をします。


「こんにちは」と話したら、「こんにちは/Hello」と日本語と翻訳された英語の両方が画面に表示され、「Hello」という音声がペリコから発せられました。これが日本語から英語に翻訳するときの使い方です。


今度は相手の英語を日本語に翻訳するときの使い方です。今度は右側の赤い反対向きのマイクのボタンを押しながら、相手に英語で話してもらいましょう。


「Good morning.」と話したら、「Good morning./おはようございます。」と、今度は英語と翻訳された日本語の両方が画面に表示され、「おはようございます。」という音声がペリコから発せられました。これが英語から日本語に翻訳するときの使い方です。


英語ではなく別の言語の翻訳をしたい場合は、右上にある方の言語(上記画面では「英語」と書かれているところ)をタッチしましょう。


すると言語一覧が表示されますので、翻訳したい言語を選びます。今回はイタリア語を選んでみます。


日本語とイタリア語のペアに変わりました。


なお、英語は、アメリカ英語、イギリス英語、インド英語、オーストラリア英語、の4種類が選択可能です。癖の異なる4種類の英語に対応しているのはこだわっているなと感じましたね。


もし、こちらが話す側の言語を切り替えたい場合は、左上にある方の言語(上記画面では「日本語」と書かれているところ)をタッチしましょう。


先ほどと同じように言語選択画面が出ますから、使いたい言語を選んでタッチします。


表示が変わりました。イタリア語を選んだのですが、表示もイタリア語になったので、イタリア語が分からない私は、ちゃんと戻せるか一瞬ヒヤッとしました…。


ペリコの特徴でもあるテザリング機能についても紹介しておきます。「設定」から「ネットワーク設定」を選んでタッチします。


次に「アクセスポイント」と書かれた場所をタッチします。


すると「テザリング」と書かれた画面が現れますので、右上にあるスイッチをタッチすると、「ON」に切り替わり、テザリングが使えるようになります。

この機能はSIMカードを入れて使っているとき限定の機能です。ペリコは翻訳機とモバイルルーターの両方の役割を持っているということですね。


電源を切る場合は、電源を付けたときと同様、右側面のボタンを長押ししましょう。すると「電源を切る」と「再起動」の2つの表示が現れます。


ここで「電源を切る」の方を指でタッチします。


電源が切れました。これがペリコの一通りの使い方です。右側面のスイッチで電源を付け、ネットワーク設定をして、日本語→英語は左の緑ボタン、英語→日本語は右の赤ボタン、というのが一通りの使い方です。

なお、ネットワーク設定は一度設定しておけば次からは自動的に接続されますし、SIMカードを入れておけば、外でもスイッチを入れるだけでいつでも使える状態になります。

ということで、ペリコの使い方を一通り説明したので、ここからが本題。日本語から英語に翻訳される精度はどうなのか、逆に英語から日本語に翻訳される精度はどうなのか、実際に試してみたいと思います!

Perico(ペリコ)の評判は?翻訳精度を実際に確認してみた結果…

さて、それではペリコの翻訳機としての評判を、実際に精度検証して確認してみたいと思います。

ペリコは英語、中国語など38言語に対応しているのだけど、自分がある程度わかる言語じゃないと、精度の検証ができないので、私がよくわかる日本語と、ある程度はわかる英語の2つでやってみますね。日本語から英語のケースと、英語から日本語のケースの2つですね。

Perico(ペリコ)を日本語から英語に翻訳する精度を確認してみた


それでは手始めに、いくつかよく使われそうなフレーズを話してみますね。「新宿都庁へ行きたいのですがどのようにして行けばいいですか?」とボタンを押しながら日本語で話しかけてみました。

う~ん、日本語の聞き取りは問題なかったけど、英語が「I want to go to Shinjuku Metropolitan Government」で前半しか訳されていない…。まぁこれでも伝わるとは思いますけどね。


話した内容:「このお店のオススメはなんですか?」
英語訳:「What is the recommendation for this store?」

あー、なるほどね…。かなり直訳調になってしまうみたいですね。レストランでおすすめ料理を聞くイメージで言ってみたのだけど、まぁたしかに「このお店」を直訳すると「this store」になるわな。この辺、翻訳機の癖を理解して会話をする必要があるかもですね。


そしたら、今度は台本があるものを読んでみますね。Perico使い方ガイドの冒頭分を読み上げてみることにします。


話した内容:「AI翻訳機Pericoは、翻訳を正確にするために様々な工夫をしておりますが、より正確に翻訳するためには、話し方や使い方のコツがあります。」
日本語聞き取り:「AI翻訳機ペリコは翻訳を正確にするために様々な工夫をしておりますがより正確に翻訳するためには話し方や使い方のコツがあります」
英語訳:「AI Translator Perico has made various efforts to make the translation acculate, but there are tips on how to speak and use it to translate it more acculately.」

おー、これは聞き取りも英訳もいい感じ!まぁさすがにペリコの説明書にある文章だしね、というのはあるけど、いい感じに訳されているように思いました。

「様々な工夫をしておりますが」のところを「has made」と、継続を表す現在完了形で訳しているところは、おっ!ってなりましたね。


話した内容:「このガイドでは、Pericoを使って外国の方にこちらの意志をより正確に伝えるために、覚えていただくとよいAI翻訳機の使い方の「コツ」をご紹介します。」
日本語聞き取り:「このガイドではペリコを使って外国の方にこちらも一緒より正確に伝えるために置いていただくと良いAI翻訳機の使い方のコツをご紹介します」
英語訳:「In this guide, we will introduce tips on how to use AI translators that should be placed to tell foreigners more accurately using Perico.」

う~ん、日本語の聞き取りでいくつかうまくいかなかったところがありますね。「こちらの意志を」が「こちらも一緒」になり、「覚えて」が「置いて」と聞き取ってしまったみたいです。英訳も聞き取った日本語に引きずられていますね。英訳自体は悪くなさそうな感じ。

ということで、「日本語→英語」を軽くテストしてみましたが、日本語の聞き取りも英訳もそこそこの精度で、完璧ではないものの、会話は成立するかな、というのが率直な印象です。

AI翻訳機なので、ネットワークを通じて今後精度も上がることが予想されるし、今後に期待というところです。

それでは次に「英語→日本語」の変換はどうなのか、これを詳しく見ていきましょう。

Perico(ペリコ)を英語から日本語に翻訳する精度を確認してみた

私は日本人なので英語の発音には自信がないため、以下の英語の動画でペリコの実力を計測することにしました。


1分くらいの動画なので長さ的にもちょうど良く、私自身この英文は丸暗記しているので、正解か不正解かの判定がしやすいというのが理由です。


さて、早速ペリコに上記の動画を聞かせていったのですが、画像のような「ネットワークがタイムアウトしました。ネットワークが正しく動作しているかどうか確認してください。」というエラーが頻繁に現れます。


なお、自宅のWiFiの速度を同じWiFiを使っているスマホで計測してみたところ、下り76.1Mbps、上り34.4Mbps出ていたので、ネット回線の速度は十分出ている状況です。

上記のエラーは短文のときは出にくく、長文になるほど頻繁に発生したので、ペリコは長文の翻訳が苦手な可能性が高い、というのが検証していて感じたことです。

あと、成功した場合でも、「日本語→英語」よりも「英語→日本語」の方が翻訳に時間が掛かっていましたね。この点はペリコの課題だと感じました。



正しい英文:「A two hour boat ride off the coast of Colombia is an island, the most densely populated island on earth.」
ペリコが聞き取った英文:「A 2 hour boat ride off the coast of colombia is an island, the most densely populated island on earth.」
正しい翻訳:「コロンビアの海岸沖からボートで2時間ほどのところに島があります。それは地球上で最も人口密度の高い島です。」
ペリコの翻訳:「コロンビアの海岸から2時間のボートで行くと、地球上で最も人口密度の高い島です。」

何度かのネットワークエラーを経て、ようやく翻訳に成功したのが上記。おっ、英文の聞き取りも翻訳も完璧じゃん!これはいい感じ。続いてどんどん行きますね。



正しい英文:「Santa Cruz del Islote consists of more than one thousand two hundred people, living on land the size of two soccer fields, making it four times as dense as Manhattan.」
ペリコが聞き取った英文:「Santa cruz style is not consist of more than 1200 people living on land the size of two soccer fields, making it four times as dense as manhattan.」
正しい翻訳:「Santa Cruz del Islote(イスロテ島のスペイン名)は1200人以上がおり、サッカー場2つほどの土地の上で暮らしています。それはマンハッタンの4倍ほどの(人口)密度です。」
ペリコの翻訳:「サンタクルーズスタイルは、2つのサッカー場ほどの広さの土地に住む1200人以上で構成されておらず、マンハッタンの4倍の密度になっています。」

ネットワークエラーにさえならなければ、相変わらずペリコの翻訳精度は高いです。

間違った部分は「サンタクルーズイスロテ」を「サンタクルーズスタイル is not」と聞き取ったところだけでした。

Santa Cruz del Islote(イスロテ島のこと)は固有名詞で、そもそもスペイン語なので許容範囲かなと。聞き取ったものに対する翻訳も問題ないです。


正しい英文:「On the island is a school that runs up to the 10th grade, two shops and one restaurant.」
ペリコが聞き取った英文:「On the island up to the 10th grade, two shops and one restaurant.」
正しい翻訳:「島には10年生までの学校が1つ、2つの店、そして1軒のレストランがあります。」
ペリコの翻訳:「10年生までの島には、2つのお店と1つのレストランがあります。」

これは惜しいですね。「is a school that runs」が抜けてますね。2回やって2回とも聞き取れてなかったので、ここはペリコには聞き取れない場所なのでしょう。でも意味はこれでも大体通じますね。



正しい英文:「There is no steady supply of water and a solo generator that only runs for five hours per day.」
ペリコが聞き取った英文:「There is no steady supply of water. And so generator that only runs for five hours per day.」
正しい翻訳:「安定した水の供給はなく、1日に5時間だけ動く発電機が1つあります。」
ペリコの翻訳:「安定した水の供給はありません。そして1日に5時間しか動作しないジェネレーター。」

これもいい精度。「a solo」を「so」と聞き取ったところ以外はほぼ完璧です。


正しい英文:「There are no police, but there isn’t much need for them, as everyone on the island knows each other.」
ペリコが聞き取った英文:「There are no police, but there isn’t much need for them as everyone on the island each other.」
正しい翻訳:「警察はいませんが、彼ら(島民)にとってはそんなに必要じゃありません、なぜなら島の住民はみんなお互いを知っているからです。」
ペリコの翻訳:「警察はいませんが、島にいる全員がお互いに警戒する必要はありません。」

これ、予想以上に精度がいいですね。この英文では「knows」が聞き取れなかった以外はちゃんと聞き取れているので、翻訳もほぼ意味が通じてるんですよね。



正しい英文:「A hundred fifty years ago, the island was primarily uninhabited and was sometimes used by local fisherman as a place to rest and take shelter during storms.」
ペリコが聞き取った英文:「Hundred and 50 years ago. The island is primarily inhabited and was sometimes used by local fisherman as a place to rest and take shelter surgery storms.」
正しい翻訳:「150年前、この島はもともと無人島でした。そしてときどき地元の漁師によって休憩場所や嵐の際の避難所として使われていました。」
ペリコの翻訳:「百年前。島は主に人が住んでおり、地元の漁師が休憩所として利用したり、避難所の手術の嵐を浴びたりすることがありました。」

今回はさきほどまでの精度の高いペリコには珍しく、ちょくちょく聞き間違いがあって、意味が正反対になったり意味不明になったりしていますね。

人が住んでいないことを意味する「uninhabited」は何度やっても聞き取れていなかったです。なのでここは意味が正反対になっていますね。あと「during」が「surgery」になっているので翻訳が意味不明になっています。ただ、全般的に聞き取り性能は高いと感じました。



正しい英文:「Gradually, some fisherman came to build their homes here. These were the grandparents and great-grandparents of the current generation of residents.」
ペリコが聞き取った英文:「Gradually some fisherman came to build homes here with grandparents and great grandparents of the current generation of residents.」
正しい翻訳:「次第に何人かの漁師がここに自分の家を建てるようになりました。これらが、今の世代の住民たちの祖父母や曽祖父母たちです。」
ペリコの翻訳:「次第に、現在の世代の住民の祖父母やgreat祖父母一緒に家を建てる漁師がやってきました。」

ここも結局「These were the」を「with」を聞き取ったところ以外ほぼ聞き取れていますね。聞き取りに引きずられて翻訳が少しずれた感じになりましたが、精度は相変わらず高いです。great grandparentsを曽祖父母と訳せないのはまぁ仕方がないでしょう。許容範囲かと。



正しい英文:「Despite the close living quarters, inhabitants on the island say they wouldn’t give up their peaceful existence for anything, not even a little more room.」
ペリコが聞き取った英文:「Despite the close living quarters, inhabitants on the island say they wouldn’t give up their peaceful existence for anything not even a little more room.」
正しい翻訳:「狭苦しい住環境であるにもかかわらず、島の住民たちは言います。彼らはどんなものと引き換えであったとしても、この平和な生活を手放すことはないだろうと。それがたとえより少しだけ広い空間であったとしても。」
ペリコの翻訳:「狭い居住区にもかかわらず、島の住民は、もう少し部屋がないとしても、平和な存在をあきらめないと言います。」

これはすごい!英文の聞き取りは完璧ですね。ただ、ここは訳がちょっと難しい場所なんですよね。ペリコの訳は直訳調なので、このままだと意味が通じにくい感じになっていますね。

イスロテ島は人口密度高すぎでめっちゃ狭っ苦しいとこだけど、みんな知り合いで警察がいらないほど平和な島だから、住民たちは今の生活を手放す気はないよ、ってのがここのニュアンスで、「give up their peaceful existence」を「平和な生活を手放す」と、うまく訳せるかがポイントの場所です。

まぁただ、こういう複数の意味がある単語で、2番手、3番手に来るような訳をそれぞれ当てて意味を繋げるのは、ちょっとAI翻訳機には難易度が高いし、プロの通訳が担当すべき分野かなと思います。

ということで、英語から日本語の変換を試してみた感じ、長文の翻訳でネットワークエラーが頻発したり、翻訳にかなり時間が掛かるなどの課題はあるものの、聞き取り精度も翻訳精度もかなり高い、という結論になりました。

Perico(ペリコ)のまとめ

ということで結論をまとめると、

  1. 日本語から英語への変換は聞き取りも翻訳もそこそこ
  2. 英語から日本語への変換は長文の処理は苦手だが、聞き取りも翻訳も精度が極めて高い

となります。外で使用する場合は、今回検証したWiFi環境よりも通信速度が遅くなることが予想されますので、極力短いセンテンスで会話をする方がエラーを出さずに会話できるのかなと思います

ペリコに興味を持たれた方は、公式サイトから購入できるので、良かったら見てみてくださいね。